御岩神社の光の柱の正体とは？なぜ向井千秋は宇宙から光の柱が見えたのか。見える時間と場所

茨城県日立市の御岩神社は、「宇宙から見てもわかる光の柱が立っていた」と伝えられることで、一躍全国的に知られるようになったパワースポットです。宇宙飛行士・向井千秋さんが軌道上から日本を眺めたとき、その光の柱が日立の山中から立ちのぼっているのを見た──そんなエピソードが語り継がれています。

この記事では、御岩神社の光の柱の正体について、スピリチュアルな説と現実的な視点の両方から整理しながら、「なぜ宇宙から見えたと言われるのか」「どんな時間・場所でエネルギーを感じやすいのか」をわかりやすく解説します。あわせて、現地へ参拝する際のアクセスや周辺の見どころもご紹介します。

御岩神社の光の柱の正体とは？宇宙から発見されたパワースポット

御岩神社とはどんな場所？

御岩神社は、茨城県日立市入四間町の山中に鎮座する古社で、山全体が神域とされる霊山です。古代の地誌『常陸国風土記』にも「浄らかな山かびれの高峰」として登場し、縄文時代の祭祀遺跡も見つかっていることから、太古から信仰の場であったと考えられています。

境内には188柱もの神々と仏が祀られ、御神木の三本杉は樹齢600年以上ともいわれるシンボル的存在です。そのスケールの大きさと独特の空気感から、「日本屈指」「日本最強クラス」のパワースポットとして紹介されることも多く、全国から参拝者が訪れています。

宇宙から「光の柱」が見えたという伝説

御岩神社が一躍注目されたきっかけが、宇宙から見えたとされる光の柱伝説です。アポロ14号の宇宙飛行士エドガー・ミッチェル氏が、地球を眺めていたときに「ある地点から一本の光の柱が立ち上っていた」と語り、その位置が現在の御岩神社周辺と重なるという話が広まりました。

さらに、日本人宇宙飛行士の向井千秋さんも、宇宙から日本を見ていた際に「日立の山中から光の柱が立っていた」と言い、その場所が御岩神社だったと伝えられています。こうした話が観光案内や体験記、スピリチュアル系のブログなどで紹介されることで、「宇宙から発見されたパワースポット」としてのイメージが強まり、現在の知名度につながっているのです。

なぜ向井千秋氏は宇宙から光の柱を見たのか

向井千秋氏が語ったとされる体験

向井千秋氏が宇宙から光の柱を見た、というエピソードは、主に講演会の内容や人づての伝聞、体験記ブログなどを通じて広まったものです。内容としては、「日本列島を眺めていると、一か所だけまっすぐに伸びる光が立っているように見えた」「場所を調べると日立の山中だった」という趣旨で語られているとされています。

ただし、この話はあくまで逸話・伝説として語られているものであり、NASAなどの公式文書に「御岩神社の光の柱」と明記されているわけではありません。科学的な観測記録として残っているというよりは、宇宙飛行士個人の印象的な体験談として受け止めるのが現実的です。

光の柱と御岩神社が結びついた理由

向井氏の話で示された「光の立っていた場所」が、後に調べられた緯度経度から御岩神社のある山域と重なる──そのように紹介する記事やブログが多数存在します。そのため、「宇宙から見えた光の柱＝御岩神社」というイメージが強く定着しました。

また、御岩神社自体がもともと古代からの聖地であり、霊山としての歴史や多くの神仏を祀る特別な場所であることも、この話をより「それらしく」感じさせる要因になっています。光の正体を科学的に証明することは難しいですが、「宇宙と地上をつなぐ象徴的なストーリー」として、多くの人の心を惹きつけていると言えるでしょう。

御岩神社の光の柱の正体に関する説

スピリチュアルな「宇宙エネルギー説」

もっともよく語られるのが、御岩神社が宇宙エネルギーの出入口、あるいは龍脈・レイラインの要所であり、そのエネルギーが光の柱として宇宙へ伸びているというスピリチュアルな説です。188柱もの神々や仏が祀られていること、古代から祭祀が続いてきたことなども、「ここから強い波動が放たれている」というイメージと結びつけられています。

この説では、向井千秋氏や他の宇宙飛行士が見た光は、科学では測れない高次元のエネルギーが可視化されたもの、と解釈されます。信じるかどうかは人それぞれですが、「宇宙と地球がつながる地点」として御岩神社を訪れる人も少なくありません。

地形・地磁気などの「自然現象説」

一方で、より現実的な自然現象説も考えられます。例えば、特定の時間に雲の隙間から差し込む太陽光が地表で反射し、宇宙からは柱状の光のように見えた可能性。また、地表の地形や岩盤、植生などの条件によって、特定の地点が他より明るく見えることもあり得ます。

さらに、地磁気やオーロラ、空気中の微粒子による散乱など、複数の要因が重なった結果、視覚的な錯覚として「一本の光」のように感じられた、という見方もあります。こうした説明であれば、科学とスピリチュアルのどちらの立場の人も納得しやすい中立的な解釈と言えるでしょう。

人の意識が生み出す「シンボル説」

三つめは、光の柱そのものよりも、「光の柱が見えた」という物語に人々の意識が意味づけをしているというシンボル説です。もともと聖地とされてきた御岩神社に対し、「宇宙からも確認された」という物語が重なることで、さらに信仰や人気が高まりました。

この見方では、光の正体が何であったかよりも、「ここは特別な場所だ」と感じる人の数が増えたこと自体がエネルギーの増幅だと捉えます。信仰・評判・口コミが積み重なることで、御岩神社は今や「宇宙飛行士が見た光の柱の場所」として、現代の人々の心の中に強く刻まれているのです。

説の種類	ポイント
スピリチュアル説	宇宙エネルギーや龍脈が光の柱として立ち上がっていると捉える
自然現象説	太陽光の反射や大気・地形の条件が重なった視覚的な現象と見る
シンボル説	「光の柱」の物語が広まり、人々の意識と信仰がエネルギーを高めると考える

御岩神社の光の柱が見える時間と場所は？

実際に「光の柱」が肉眼で見えるわけではない

まず大事なのは、御岩神社に行けばいつでも肉眼で巨大な光の柱が見える、という意味ではないことです。宇宙飛行士たちの話は、宇宙からの視点で見えた印象的な光景を表現したものであり、地上の参拝者が同じものを再現できるわけではありません。

そのため、「何時に行けば光の柱が見えるか」というよりも、「どんな時間帯や場所なら、自分なりにエネルギーを感じやすいか」という視点で考えると、現実的でがっかりしにくいでしょう。

光の柱を感じやすい時間帯の目安

御岩神社の参拝時間は、一般的に6:00〜17:00、登拝（御岩山に登る）の時間は6:00〜15:00程度と案内されることが多いです。

• 早朝（開門直後〜午前中）：空気が澄み、参拝者も少ないため、静かなエネルギーを感じやすい時間帯
• 晴れた日の午前〜昼：木々の間から差し込む光が、まるで小さな光の柱のように見えることも
• 悪天候の日は無理をしない：山中のため、天候や足元の安全を最優先に

特に杉木立の間から差し込む光芒（こもれび）は、写真映えもよく、「自分のための光の柱」と感じる人も多いポイントです。時間帯にこだわりすぎるより、「心が落ち着くタイミング」で訪れることが、結果として一番良い参拝になるでしょう。

境内・御岩山のどこで意識するとよいか

光の柱伝説と関係が深い場所としてよく挙げられるのが、御岩神社の奥にあるかびれ神宮や、その先の御岩山山頂周辺です。「宇宙からの光がこのあたりに立っていたのではないか」とするブログや体験談も多く、実際に登拝して体感しようとする人も少なくありません。

• 拝殿〜三本杉周辺：御神木のエネルギーが強いと感じる人が多い場所
• かびれ神宮：御岩山の中腹に鎮座し、静寂で集中しやすいスポット
• 御岩山山頂：視界が開け、空とのつながりを感じやすい場所とされる

いずれも山道を歩く必要があるため、滑りにくい靴や飲み物の準備は必須です。無理のない範囲で、自分が「ここだ」と感じる場所で静かに目を閉じ、呼吸を整えてみると、光の柱の物語に思いを馳せながら、自分なりの感覚を受け取れるかもしれません。

御岩神社へのアクセス・周辺の見どころ

電車・バスでのアクセス

御岩神社の住所は茨城県日立市入四間町752です。東京方面から向かう場合は、JR常磐線の特急列車などで日立駅まで行き、そこからバスやタクシーを利用するルートが一般的です。

アクセス方法	概要
電車＋バス	上野駅などからJR常磐線で日立駅へ。日立駅中央口1番のりばから茨城交通60系統 東河内方面行きバスに乗車し、「御岩神社前」バス停で下車（所要約35分）。
電車＋タクシー	日立駅中央口のタクシー乗り場から約20分で御岩神社へアクセス可能。時間を節約したい人や荷物が多い人におすすめ。
自家用車	常磐自動車道日立中央ICから県道36号（日立山方線）経由で約10分。境内近くに一般向けの駐車場が複数用意されています。

バスの本数はそれほど多くないため、事前に時刻表を確認し、行きと帰りの時間をセットでチェックしておくと安心です。

車で行く場合のポイント

車で訪れる場合は、混雑シーズン（連休・正月・大安吉日など）だと第1駐車場が早朝から満車になることもあります。その際は、少し離れた第2〜第4駐車場に回るよう案内されていますが、いずれも徒歩数分で境内まで行ける距離です。

ナビには「御岩神社」または住所を入力し、山道ではスピードを落として安全運転を心がけましょう。山頂近くまで登拝する予定がある場合は、時間に余裕を持ったスケジュールを組むことも大切です。

周辺の見どころ

御岩神社の参拝とあわせて、周辺の観光スポットを巡るのもおすすめです。茨城県北エリアは自然豊かで、海と山の両方を楽しめるのが魅力です。

• 日立駅の海側デッキ：ガラス張りの「海の見える駅」として人気。晴れた日は太平洋の水平線が美しく、日の出も絶景です。
• 国営ひたち海浜公園：ネモフィラやコキアなど、季節の花で有名な公園。車で少し足を伸ばせば立ち寄れます。
• 袋田の滝：時間に余裕があれば、大子町方面に向かい、日本三名瀑のひとつを訪れるプランも人気です。

御岩神社を中心に、山の静けさと海の開放感、そして周辺の観光地を組み合わせることで、1日かけて心身をリフレッシュする旅が楽しめるでしょう。

まとめ

御岩神社の光の柱は、「宇宙飛行士が見た一本の光」として語られてきたロマンあふれるエピソードです。その正体は、スピリチュアルな宇宙エネルギー説から、太陽光や大気による自然現象説、人々の信仰が生み出したシンボル説まで、さまざまな角度から語られています。

科学的に完全に証明された現象ではないからこそ、「自分はどう捉えるか」を自由に選べるのも、この伝説の面白さです。静かな山の空気の中で、御岩神社やかびれ神宮、御岩山山頂を歩きながら、宇宙と地上のつながりに思いを馳せてみてください。あなた自身の心の中に、新たな光の柱が立ち上がるような気づきや感覚が、そっと芽生えるかもしれません。

【毎日更新】当たるおすすめ占い師！