――テレンスは、その夜、自宅に帰ってすぐに手紙を書き始めた。未亡人の顔も名前も住所も知らなかったが、彼女が住む町の教会に手紙を送ることにした。
手紙には、彼が彼女に会いたいということ、そして彼女が何か今回の件に関して手がかりを持っているはずであることが書かれていた。彼は手紙の最後に、自分の連絡先を書いた。
手紙を書き終えたテレンスは、それを封筒に入れ、早速郵便局に持って行った。
それから数日後、テレンスは未亡人から返事が来たことを知った。
手紙には、彼女が彼の名前を知っていたこと、そして彼女もまた彼に会いたいと思っていることが書かれていた。彼女は手紙の最後に、次の日曜日に教会に来るように、と残していた。
テレンスはその日曜日に教会に行き、未亡人と会った。彼女の名前はエレノアと言い、実際に対面した姿は非常に美しく、知性を感じさせる女性だった。
彼女は、彼が知らなかった未亡人の元夫の過去について、彼が知りたかったことを全て話してくれた。しかし、彼女がなぜかテレンスをかつてから知っていたかのような様子の理由については何も口にしなかったし、テレンス自身からもそれを聞くことはなかった。
それから数度と会う機会を重ね、テレンスは次第に彼女に惹かれていった。
彼女と一緒にいると、彼は自分自身を忘れ、彼女だけを見つめていた。そして、いつしか二人は愛し合うようになった。
その後テレンスは、彼女の元夫の過去を解決するために、自分自身を危険にさらすことになるのだった。
――アーサー・コナン・ドイル風